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会社員時代のモヤモヤ、無職のスッキリ

ここ何日かの、自分の中のモヤモヤの正体に気づきました。今回はそのことについて長々と語ります。

新卒フリーランス

私が、まだ真面目に働いていた頃の話です。

「もっと自分のブログを大きくしたい!仲間と繋がりたい!」と、東京まで行って大きなオフ会に参加しました。

その頃はちょうど「新卒フリーランス」ではてな界隈がざわついていた時期でした。私は自由な彼らに強烈な嫉妬も感じつつ「若い人にとっては就活以外の選択肢が広がっていいな」と思っていました。しかし、そこははてなブロガーが多いオフ会。当然新卒フリーランスには冷ややかな視線を送る人は多かった。

ガヤガヤと楽しくおしゃべりをしている中で、見知らぬブロガー同士の会話が聞こえてきました。

「最近、新卒フリーランスというけど、仕事を与えるのは会社員ですもんね」
「そうですよね」

他人の会話なので割り込んで反論する必要もなかったけど、何だかモヤモヤした。そのオフ会では遠方の友達と話せて楽しかったけど、結局自分のやりたい事も語れないまま自分のブログを成長するには至らなかった。

左ききのエレンが教えてくれた

もう1年以上前のことですが、やはり最近までモヤモヤしていました。オフ会の二人だけではなくて、私の日常の随所にこのような思考の人たちを見ていたからです。

派遣先では正社員が「俺たちが金を払ってるんだ」と言わんばかりの圧をかけてくるし、自分の上司は「食ってくために仕事をするんだ」となんども説教してくる(実際その仕事ではストレスで余計な出費が増えて食うのに苦労した)。

周囲の声は総じてオフ会の会話と変わらなくて、モヤモヤの増大で結局辞めてしまった。

そんな環境を脱して半年。いつも読んでいる漫画「左ききのエレン」でようやくスッキリとする言葉に出会えた。

世界的な写真家、佐久間威風が主人公光一に発したセリフ。

「お前、誰だ?」

「金を払ってるのはこっちなんだよ!!」

「お前、誰だ?」何でもない言葉だけどすごくインパクトがあるのは、光一の返しにあるのだと感じました。圧倒的な才能とネームバリューの差で出せるカードが金を払う側であると言うことだけ。

光一のセリフはオフ会のやりとりと重なりました。「何かになるために必死になっている人」を「金を払っている」「仕事を与えている」といってねじ伏せるのは「俺との仕事の価値は金しかない」と言っているようなものなのです。その時点で負けてしまっているのです。

では、サラリーマンはどんな言葉を発すればいいのでしょうか。「お前は誰だ?」と言う職業なんて関係ない問いに、どんな答えがあるのでしょう。

夢のあるサラリーマン

不夜城の兵隊編でのこと。新人時代の光一のセリフにありました。

コピーライターの夢が叶わず営業をする流川に光一が「でも、俺たちは夢のあるサラリーマンでしょ」と言うシーンがとても好きです。

「夢がある」と言う言葉はとても青臭くフワッとしているけど、その時の光一の表情にはとても説得力があって胸に残っています。自分の言葉だったのに、光一はその時の気持ちを忘れてしまっていたのです。

青臭くていい。フワッとしていてもいい。サラリーマンじゃない人に「夢のあるサラリーマンだよ!」と背筋を伸ばして言える人に、人間としての輝きがある。それに気づけて本当に良かった。

「描けよ」を胸に

高校編で光一がエレンに宛てた書き置き「描けよ」。

痛々しいかもしれない。
人を傷つけるかもしれない。
一生、なりたい「何か」になんてなれないかもしれない。

でも「何か」になることをサボらない。

そのためには「描けよ」ということなんです。

「何者でもない自分を誇る」ということこそが、何者かを自分で語っていることと同義なんだと。「何かになろう」としてもがかないと到達できない境地なんだと。

「夢のあるサラリーマン」はその一形態です。誰かの頬を札束で叩く前に、青臭い夢を笑顔で堂々と語りたい。

肩書きは何であれ、何かになろうとしている人は強い光を放っています。そして、私もそんな人になりたいです。

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