発達障害と日中の眠気の関係性を多くの人に知ってもらうために

発達障害

いつも、眠気がひどい

突然ですが、私、いつも眠たくて眠たくて仕方がありません。それも10年以上前から。

これ、発達障害と関係あるのかな?

そう思い立ち、「発達障害 眠気」でいろいろ調べているうちに、こんなニュースを見つけました。

この発見はとても大きな一歩なんだろうと思いますが、遺伝子の問題だと言われるとちょっとショック。今の時点では治療ができるわけでもなさそうなので、当事者にはなかなかきつい事実ですよね。

この先生の研究はADHDを持つ子供たちが対象ですが、私は経験上、大人になっても眠気からは逃れられないと考えています。

眠気を我慢した学生時代

発達障害と診断される前の私は、眠気対策に必死になっていました。もう頭がおかしくなるほどに。

大学でスペイン語を専攻していたときのこと。学科のなかでも特に厳しいスペイン人の先生が「スペインでは授業中に居眠りなんてあり得ない!日本の学生はおかしい!」的な考えの人だったので、授業中はかなりのプレッシャーがありました。

まだうぶだった私はこれを鵜呑みにしてビクビクしながら眠気に耐えてたんですね。今だったら「ここは日本なんだよ!スペインが何だ!このヤロー!」って言えるんですけど。

居眠りで失業

社会人になってからもこの苦しみは続きます。

私は4社ほど仕事を転々としていますが、4社中3社で居眠りを注意されていました(注意されなかった1社は1ヶ月ちょいでやめてます)。

当たり前だけど、日本社会でも居眠りは御法度でした。喧嘩やパニックなどいろいろありましたが、結局は居眠りなど勤務態度の悪さを理由にクビと言う形になっていました。ハラスメントや理不尽なことをされても、居眠りが止まらない、という事に自分でも引け目を感じ、強く訴えることもできないので、余計にいじめられ放題になる。ただ「眠い」ことが人生全体に悪循環を作り出していたのです。

私のあらゆる対策法

毎日7時間は睡眠をとっているし、昼休憩でも仮眠を取って頭をスッキリさせているのに、なぜかいつも眠かった。大事な会議の前にはコーヒーとエナジードリンクを飲むなど、やれる対策は全てしました。それなのに「体調管理ちゃんとして」「客からクレームが来ている」

など、何とかしろと上司に詰められるのが辛かった。そのプレッシャーにもかかわらず、居眠りは直りませんでした。

さらにひどい時は歩いてても頭が揺れるような感覚に襲われ眠気が来ることもしょっちゅうです(この状態でフラフラ職場の廊下を歩いてたら、消火器にぶつかってめっちゃ痛かった)。

私はこの頃、まだ発達障害と分かっていなかったし、診断すら受けようと思わなかったので、「きっと胃薬の副作用だ」と当時飲んでいた薬のせいと思ったりしていました

対策が効かなくなる

2、3年前までは助けになっていたコーヒーやエナジードリンクも、最近は効き目がなくなってきました。体の慣れって怖い。

思い切って心療内科の先生に「シャキッとする薬ないですか?」と聞いたところ、

「そうなると、覚醒剤くらいしかないですよ」と見事にぶった斬られました。そんなー、何とかしてよー、と思いつつクリニックを後にしました。

というわけで、合法的な手段は万策尽きてしまったのが私の現状です。

眠気がなければ、私の人生全然違ったものになったはずなのに。そう思っては自暴自棄な毎日を送っていたし、今も眠気と戦う日々です。

医師からの気づき

初めて訪れた心療内科で私を発達障害だと診断した先生に言われたことには、

「脳が過集中を起こしたあとで疲れて眠くなってしまうから、適宜休憩をとりましょう」

あとは「常にリラックスを心がけること」

私の場合、「寝てはダメ」とプレッシャーをかけられたり、自分でダメだと強く思えば思うほど、かえって眠くなってしまうことがありました。強迫観念が逆効果だったのです。

でも、リラックスって私の発達特性ではめちゃくちゃ難しいことでもあるので、そこはまだ自分でも研究中です。

眠気は怠けではない、理解を広める

スペイン人の先生が言うくらいなのだから、「眠気=怠け、やる気のなさ」と言うのは、この世界に強く定着した考え方なのでしょう。でも、それは間違っています。

脳の構造上、遺伝子上、どうしても日中に眠くなるということがあり得るのです。実際、発達障害者の約半数以上が何らかの睡眠障害(不眠、過眠含む)を持ち、自分の意思ではどうにもできずに苦しんでいることは医学的に証明もされています。

問題はこの事実を知る人が、社会でとても少ないことなのです。

説明したとしてもすべての人が理解してくれているとは限りません。眠気の説明どころか障害自体をカミングアウトしづらいのが現状です。精神障害とごっちゃにされ「おかしな人」扱いされるという恐怖もあります(そもそも精神障害を差別するのもよくないのだが)。

私も一般就労をしているので、職場の人には発達障害だということは伏せてあります。ブログでペンネームだからこそこうやって発信できています。

この記事ができるだけたくさんの人に届くように、そして眠気は怠けではないと理解が広まるように、今後も発信を続けていきたいと考えている次第です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました